まずは募集方法よりも生徒様が辞めないように工夫する
募集方法をホームページや折り込み広告や新聞広告やタウンページなどの媒体を探したり、チラシや広告の キャッチコピーを考えるより、まず現在来ていただいている生徒様がどれだけ継続していただくかということを 大切にしなくてはいけないんじゃないでしょうか?
やっとのことでご入会いただいても、すぐに辞めてしまわれる生徒様っていらっしゃいませんか?
どの教室でもこういうことってあると思います。そこで何が悪かったのか考えてみるのもいいのではないでしょうか?
一度、入会された方の継続された月数を数えてみてはいかがでしょうか?
新聞の折込チラシが一番効果的です

当教室では新聞折込のチラシを一番の集客媒体としております
以前は年に3回ほど(1月・9月・11月)しか新聞折込のチラシを入れていませんでした。しかし、3年ほど前から2ヶ月に1回(年6回)チラシを打つようにしました。原稿をいつも変えているのでちょっと大変ですが・・
最初の半年ほどはほとんど生徒数の増加はありませんでした・・。とても不安でした。それでも、1年ほど継続してチラシを打ち続けているとある時期から生徒数がどんどん増えてきました。
チラシに関しては、作り方をある程度勉強しましたが、それよりも回数を多く入れることが重要です。
売り上げが少ないのでチラシは控えているというパソコン教室さんが多いと思います。しかし、チラシを打たない限り現状は変わりません。不安な気持ちはわかりますが、最低でも3ヶ月に1回はチラシを打ってください。
ご紹介いただくこと

既存の生徒様や卒業された生徒様のご紹介で入会された方はたくさんいらっしゃいます。
ご紹介で入会された方は広告費を大幅に削減できますし、継続して通っていただける期間も比較的長いので非常にご紹介いただくことはありがたいことです。
しかし、意外にも紹介のチャンスを逃している教室様が多いかもしれません。『ご紹介』を集客の方法の一つであるとしっかりと意識してください。
あと、ご紹介をいただくにはちょっとしたコツがあります。
それは、『お友達をご紹介いただけると私はとてもうれしい』ということを生徒様に伝えておくことです。
これをアピールしておかないと、生徒様の中にはいつもこの教室は忙しそうなので、生徒様を紹介すると迷惑ではないかと思っている方もいらっしゃいます。ですからタイミングがあればこのことを伝えてください。
あと、ほとんどのパソコン教室さんは実践していると思いますが、ご紹介キャンペーンのチラシを作って、生徒様にお願いするというのが一つの方法です。確かにこれは効果が大きいと思います。しかし、これは嫌がられる生徒様もいらっしゃいます。
やはり、普段から生徒様とコミュニケーションをとっていないといきなりご紹介くださいというのもちょっと失礼かもしれません。タイミングを見計らってください。
あと、常に紹介いただくことを意識して生徒様と接すると自分の接客態度がより丁寧にもなります。
ポイントは
『アピール』
『コミュニケーションを常にとる』
『フォロー』
といったところでしょうか
ホームページからの集客はあまり重視しておりません
これまで、何年もホームページにて生徒様を募集しておりますが、ホームページをご覧になって入会していただける方は年に2・3名ほどです。 思ったほど効果はありません。考えてみたらパソコンを使ったことのない方がパソコン教室で習いたいと思うわけですから当然といえば当然です。
初心者の方向け・シニアの方向けの教室はそれほどホームページに力を入れなくても良いと思います。
しかし、ターゲットが資格取得を希望される方などであるならば、ある程度パソコンを使える可能性は高いので、ホームページを使った集客は重要です。そういった場合はしっかりとページを作りこんで、SEOも行ってください。
※ここ数年スマホの利用者が増えてからホームページを見ていただいてから入会される方が増えました。今後はホームページからの集客にも力を入れたいと思っております。
教室見学にいらっしゃった方へのご対応
教室へ見学へ来ていただいても、100%の確率で入会していただけるわけではありません。
この教室までお越しいただいたお客様は多額の広告料を支払って来ていただいた大切なお客様です。
私どもの教室ではアンケートというかカウンセリングシートを記入していただいています。
入会率を高める意味も大きいのですが、説明をする時にこちらのペースでお話をするのではなく、お客様にご記入いただいたカウンセリングシートに沿ってお話ができるので、一方的な話になりにくくなります。
チラシの反応も大切ですが、そのあとのフォローも大切です
チラシの内容はどのような言葉を書いたら、入会いただけるのだろうか?などと相当悩んでチラシを作られていることと思います。
しかし、チラシを見てていただいて、いきなり入会していただけるわけではなく、次はお電話でご対応する、その次は見学者にご対応するというステップがあります。こちらもすごく重要ではないでしょうか?
せっかくお電話をいただいても、いい加減な対応ではご入会いただけません。せっかくご見学に来ていただいても、授業が忙しくてゆっくりお話できかった場合『また日を改めて見学に来ます。』と言って帰られたとします。しかし、その方がもう一度見学に来ていただけるかというとほとんどの方は来ていただけません。
どのような電話対応を行って見学いただけるようにつなげるか、どのようにすれば見学された方の入会率が上がるのかよく考えてください。
電話でご説明するより見学に来ていただく
電話でお問い合わせいただいて、一通りご説明差し上げて、『また、教室に見学に行きますね』と言われてきていただける方って50%くらいでしょうか。
もし、お電話でお問い合わせいただいたら、『今日中に見学に来てください』と言ってできるだけ今日入会していただくべきです。
少し、日をあけてしまうと気持ちが冷めてしまったり、家族の反対などで気持ちが萎えてしまうのだと思います。
とにかく見学に来ていただくのがチラシの目的
チラシは入会していただくように文言を考えるのではなく、とにかくお電話をいただくことや見学に来ていただく言葉で良いのです。
あまり入会していただくようにあおると引いてしまいます。
『無理な勧誘はいたしません』
『お気軽にご見学ください』
『いますぐお電話ください』
などの言葉を書くように心がけています。
安心感のある言葉がとても重要です
ご年配の方は『ゆっくりとご指導いたします』や『何回でもご質問下さい』などの言葉に安心されて入会いただきます。
やはりパソコン教室に不安をお持ちの方が多いのですね。
ポスティング

パソコン教室を始めた頃は時間があれば、近くの団地にポスティングを行っておりました。
私はポスティングは新聞折込のチラシより比較的効率の悪い集客方法だと思います。しかし、インストラクターは一度ポスティングを経験しておくほうが良いと思います。
お客様を集めることも難しさを知ることができるので、生徒様を大切にすることができるようになります。
もうひとつはポスティングをしながらいろいろな人のお話を聞くことができるので情報収集になります。
フリーペーパーへの広告掲載は効果はあまりない
フリーペーパー(無料の雑誌)は多くの人が見るので広告を載せるとけっこう効果があるのではと思っておりました。
1年間は広告を掲載していただきましたが、一件もお問い合わせをいただけませんでした・・。
数年間掲載して会社の名前を覚えてもらうような気持ちで広告を掲載するのであれば良いのですが、すぐには反応を求めるのであれば辛い広告ですね。
私としては他の広告のほうがおすすめです。
外食をする
私は一週間に一度くらい、お昼は喫茶店でランチ食べています。何度か通っているとお店の人とお知り合いになりました。
まだ、一度しかありませんが、お店の方に生徒様をご紹介いただいたことがあります。
私は意識して、喫茶店に通っているわけではありませんが、先日、参加させていただいた勉強会に来ていた方の中に、できるだけ外食してお店の人と仲良くなって、お客さんを紹介いただいている方もみえました。
以前は、喫茶店を回ってチラシを置いてもらっていましたが、チラシをおいてもらうよりも店主さんと仲良くなったほうが効果ありそうですね。もし喫茶店のお客さんでパソコンに興味がある人がいたら、『この近くにパソコン教室があるので、私の知っている人だから行ってみたら』とご紹介いただけるかもしれません。